内科、胃腸科、内視鏡科、血液内科

内科疾患について
medical disorders

風邪や生活習慣病などの慢性疾患をはじめ、様々な疾患に内科認定医が対応いたします。

医師紹介
Doctor introduction

医師 木下 量介(きのした りょうすけ)

担当

血液内科(月曜午後)

貧血

血液中の赤血球が不足して、全身に運ぶ酸素量が減少し、体が酸素欠乏の状態になる病気です。 倦怠感・めまい・動悸・息切れ・頭痛・肩こりなどの症状が出現することがあります。 女性の場合は生理による貧血を起こしていることが多く、慢性的な場合は無症状のこともあります。 それぞれの貧血の原因に応じた治療が必要になります。

リンパ節腫大

リンパ節は、異物(細菌やウイルスなど)に対して防御する役割を持っている器官です。
このリンパ節が炎症などで腫れることをリンパ節腫大と言います。
リンパ節は全身に存在しますが、体の表面から触れることが可能なのは、頸・脇の下・足の付け根(鼠径)の部分です。
感染症に伴うリンパ節腫大であることが多いですが、悪性リンパ腫やその他のがん転移のような悪性疾患の可能性もあり、注意が必要です。

白血病

白血病は、血液の造られる骨髄の中で、異常な細胞(白血病細胞)が自律的に増殖していく血液のがんです。正常な血液の産生が抑制され、赤血球減少・白血球減少・血小板減少が起こります。
赤血球減少による貧血症状、白血球減少による易感染症状、血小板減少による出血症状が起こることがあります。診断が確定したら、早急に抗がん剤による治療が必要となります。

血小板の異常

血小板は、血管が破れて出血すると止血する働きがあります。
血液中の血小板の数が著しく低下すると、出血症状を起こすことがあり、消化管出血や脳出血などの重篤な症状を引き起こすことがあります。
また逆に、血小板の数が著しく上昇すると、血管中に血栓という血の塊ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などを発症する危険性があります。
健康診断などで偶然発見されることが多いですが、重篤な疾患が隠れていることも少なくありません。

消化器疾患について
gastrointestinal disease

消化器疾患イメージ

消化器内科が対象としている分野は幅広く、食べ物が通過する食道・胃・小腸・大腸、さらに消化に関連する肝臓・膵臓・胆嚢などがあり、症状も臓器によって様々です。

消化管

胃潰瘍、十二指腸潰瘍

ピロリ菌や、非ステロイド性抗炎症薬の影響で胃や十二指腸の粘膜が障害されることで起きます。
診断は問診、上部消化管内視鏡検査などにより行われます。症状は、上腹部の痛みや腹部膨満感など様々です。人によっては全く痛みを感じない方もいます。進行すると、穿孔などが起きることがあります。原因や病状に合わせて薬物治療や内視鏡的治療を行います。

ヘリコバクターピロリ菌

内視鏡検査を行った上で、ピロリ菌検査で陽性が確認されればピロリ菌除菌の治療を行います。内服での治療で、内服終了後に時間を空けてピロリ菌が除菌されたかどうかの検査を主に尿素呼気試験で行います。

逆流性食道炎

胃酸や十二指腸液の逆流により、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。症状としては、胸やけ、違和感、つかえ感やゲップなどです。問診や内視鏡の検査を行い、薬物治療を行います。

便秘

排便回数の減少、排便時の不快感(なかなか出ない、残便感)、お腹の張りなどの症状が見られます。便秘は大腸がんなどの病気のサインとなることもあるため、必要に応じて検査(便潜血・血液・内視鏡)を行い、内服治療を行います。

下痢

原因として、ウイルスや細菌感染の他、小腸や大腸の炎症性疾患、薬剤性など様々です。便検査や血液検査、内視鏡検査を行います。

過敏性腸症候群

腹痛や腹部不快感を伴う下痢や便秘などの便通異常が慢性的に繰り返される疾患のことです。 近年、急増している疾患の一つです。主にストレスや生活の乱れによって起こります。治療は要因の改善と場合によっては薬物治療を行います。

肝炎・肝硬変

日本での主な肝炎の原因はウイルス性と言われています。原因ウイルスによりそれぞれ治療方法が異なります。その他、アルコール性の肝炎や近年では脂肪肝の増加が目立ってきています。いずれの原因による肝炎でも治療介入しないと、将来的に肝硬変や肝臓癌に発展することもあるため、血液検査、画像検査などで早期に診断を行い、定期的に経過をみていく必要があります。まずは、ご相談下さい。

胆嚢

胆石、胆嚢ポリープ

日常生活に支障をきたすことが少ないため、検査を行うことで初めて見つかることが多いです。腹部超音波検査で検査可能です。また、胆嚢ポリープに関しては、一部増大することもあるため定期的に経過を見ていく必要があります。

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