千葉ニュータウン中央駅徒歩3分。消化器病専門医、血液専門医・指導医、総合内科専門医が在籍。

首やわきのしこり

ふと首を触ったときに気づいたしこり。わきの下や足の付け根にコリッとしたものがある。そんな経験をすると、「もしかして悪いものでは」と不安になるのは当然のことです。

体の表面から触れるしこりの多くは、風邪や感染症に伴う一時的なリンパ節の腫れです。ただし、中には血液の病気やがんの転移が原因になっているものもあります。見た目や触っただけでは良性か悪性かの判断はできませんので、気になるしこりがあれば、まずは受診して確認しておくことが大切です。

当院には血液専門医・指導医が在籍しており、リンパ節の腫れを専門的に評価できます。必要な検査を院内で行い、原因に応じた対応へとつなげます。

以下のような状態に当てはまる方は、一度ご相談ください。

  • 首、わきの下、足の付け根にしこりがある
  • しこりが2週間以上消えない、または徐々に大きくなっている
  • 痛みのないしこりがある(押しても痛くない)
  • 複数の場所にしこりが同時に出てきた
  • しこりと一緒に、微熱や体重減少、寝汗、倦怠感がある

風邪をひいたときに首のリンパ節が腫れるのはよくあることで、感染が治まれば自然に小さくなります。一方で、痛みがなく硬いしこり、数週間たっても小さくならないしこり、体の複数の場所に出ているしこりは、慎重に調べる必要があります。

しこりは目に見えて触れるぶん、不安になりやすい症状です。だからこそ、早めに調べて原因をはっきりさせることが、気持ちの面でもいちばんの近道です。


繰り返しになりますが、しこりの大半は良性です。感染に伴うリンパ節の腫れであれば、とくに治療をしなくても数日から数週間で自然に引いていきます。

ただ、注意が必要なのは以下のようなケースです。

悪性リンパ腫のような血液のがんは、リンパ節の腫れとして最初に気づかれることが多い病気です。痛みがなく、硬く、動きにくいしこりが少しずつ大きくなっていくのが特徴です。全身症状として発熱、体重減少、寝汗が伴うことがあり、これらは医学的に「B症状」と呼ばれ、診断のうえで重要な手がかりになります。

また、胃がんや肺がんなど他の臓器のがんが、リンパ節に転移して初めてしこりとして触れるようになるケースもあります。

こうした話を聞くと不安になるかもしれませんが、逆に言えば、しこりは体の異変を早い段階で知らせてくれるサインでもあります。早期に発見すれば治療の選択肢も広がります。気になっている間に進行してしまうよりも、調べてしまったほうが結果的に安心できるはずです。

反応性リンパ節腫大

しこりの原因としてもっとも多いのがこれです。風邪、扁桃炎、歯周病、皮膚の傷など、体のどこかに感染や炎症が起きたときに、近くのリンパ節が腫れて反応します。多くの場合は押すと痛みがあり、感染が治まると自然に縮小します。いわばリンパ節が正常に働いている証拠ともいえます。

悪性リンパ腫

リンパ球ががん化する血液の病気です。首、わきの下、足の付け根などのリンパ節が痛みなく腫れてくるのが典型的な初発症状です。進行すると発熱、体重減少、大量の寝汗(B症状)が出ることがあります。血液検査や画像検査に加え、リンパ節の組織を採取する生検で確定診断を行います。近年は治療の進歩が著しく、早期に診断がつけば高い治療効果が期待できます。

がんのリンパ節転移

胃がん、肺がん、甲状腺がんなど、他の臓器に発生したがんがリンパの流れに乗って転移し、リンパ節が腫れるものです。とくに鎖骨の上あたりに硬いしこりが触れる場合は、体の深いところにがんがある可能性が考えられ、精密検査が必要です。

慢性リンパ節炎・肉芽腫性疾患

結核やサルコイドーシスなどが原因で、リンパ節に慢性的な炎症が起きることがあります。しこりが長期間にわたって消えない、じわじわ大きくなるといった場合に考慮されます。

良性腫瘍(脂肪腫など)

リンパ節とは関係なく、皮膚の下に脂肪の塊ができる脂肪腫も、しこりとして触れることがあります。柔らかく、押しても痛みがなく、動きやすいのが特徴です。基本的には経過観察で問題ありませんが、急に大きくなる場合は精査が必要です。

血液検査

白血球の分画、炎症反応(CRP)、LDH、可溶性IL-2受容体など、リンパ節の腫れに関わる項目を調べます。血液専門医がこれらの数値を総合的に読み解くことで、感染による一時的な腫れなのか、血液疾患を疑うべきなのかを判断します。

超音波検査(エコー)

しこりの大きさ、形、内部の構造を超音波で観察します。リンパ節の腫れ方には特徴があり、良性の反応性腫大と悪性疾患では超音波の所見が異なることが多いため、診断の重要な手がかりになります。痛みのない検査ですので、お体への負担はほとんどありません。

CT検査

体の表面からは触れない深部のリンパ節の状態も確認するために、CT検査を行うことがあります。胸部や腹部のリンパ節が腫れていないか、臓器に異常がないかを広い範囲でチェックできます。当院にはCTを完備しているため、大きな病院を受診しなくても院内で速やかに検査が可能です。

血液専門医による診断と方針決定

検査の結果、経過観察でよいのか、さらなる精密検査(生検など)が必要なのかを血液専門医・指導医が判断します。悪性リンパ腫などの血液疾患が疑われる場合は、専門医療機関と連携して速やかに精密検査・治療へとつなぎます。当院の血液専門医は日本医科大学千葉北総病院の非常勤講師も務めており、大学病院との連携体制が整っています。

しこりに気づいたとき、ネットで調べれば調べるほど不安が大きくなる——そういう方は多いと思います。しかし、画面の情報ではあなたのしこりの正体はわかりません。実際に診て、調べて、初めて答えが出ます。

そして、多くの場合その答えは「心配いりません」です。もし精密検査が必要な結果だったとしても、早く見つかったぶん、対処の選択肢は広がります。

当院には血液専門医・指導医が在籍しているため、リンパ節の腫れを専門的な目で評価できます。血液検査、超音波、CTといった必要な検査を院内で揃えており、「どこに行けばいいかわからない」という方の最初の相談先としてお役に立てると考えています。

千葉ニュータウン中央駅から徒歩3分、無料駐車場20台完備です。