
下痢・便秘
下痢や便秘は、あまりにも日常的な症状であるがゆえに、「体質だから仕方ない」とあきらめている方が多いのではないでしょうか。
たしかに、食べ過ぎや冷え、旅行先での環境変化など、一時的な原因で起こるものもあります。ただ、何週間も続く下痢や、慢性的な便秘の裏には、腸の病気が隠れていることがあります。とくに便の状態や排便習慣の変化は、大腸からの大事なサインです。
当院には消化器病専門医・消化器内視鏡専門医・胃腸科専門医が在籍しており、お腹の悩みを専門的な視点で診療いたします。
こんな症状ありませんか?
以下のような症状に心当たりのある方は、一度ご相談ください。
- 下痢と便秘を繰り返している
- 便秘が何日も続き、お腹が張って苦しい
- 最近になって便が細くなった、出にくくなった
- 下痢が2週間以上続いていて、なかなか治まらない
- 便に血が混じっている、または拭いたときにティッシュに血がつく
こうした症状の中には、ストレスや食生活の乱れで起こるものもありますが、なかには大腸の病気が原因になっているものもあります。とくに「便が細くなった」「排便の習慣が変わった」という変化は、見過ごさないでいただきたいサインです。
放っておくとどうなる?
下痢が長引くと、脱水や栄養不足を招くことがあります。ご高齢の方の場合、ご本人が自覚しないまま脱水が進行し、全身の体力が落ちてしまうことも珍しくありません。
慢性的な便秘も、「たかが便秘」と侮れません。便が腸内に長時間とどまることで腸内環境が悪化し、お腹の張りや食欲低下につながります。強くいきむ習慣が続くと痔を悪化させる原因にもなります。
もうひとつ知っておいていただきたいのは、大腸がんの初期症状が下痢や便秘の変化として現れることがあるということです。大腸がんは日本人のがんの中でも患者数が非常に多い疾患ですが、早期であれば内視鏡での治療が可能で、予後も良好です。健康診断の便潜血検査で陽性を指摘された方はもちろん、排便の変化が気になっている方にも、大腸カメラによる検査をおすすめしています。
不安を煽りたいわけではありません。ただ、「調べてみたら何もなかった」という安心を手に入れることにも大きな価値があります。
考えられる疾患
- 過敏性腸症候群(IBS)
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大腸カメラなどの検査では明らかな異常が見つからないにもかかわらず、腹痛を伴う下痢や便秘が続く状態です。下痢型、便秘型、あるいは両方を繰り返す混合型があります。ストレスや自律神経の乱れが関係していると考えられており、通勤途中や大事な会議の前にお腹が痛くなるというパターンを訴える方も多くいらっしゃいます。「気の持ちよう」ではなく、腸の動きや知覚に異常が起きている病気ですので、適切な治療で改善が期待できます。
- 潰瘍性大腸炎
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大腸の粘膜に慢性的な炎症が起き、下痢や血便、腹痛を繰り返す疾患です。20〜30代の若い世代で発症することが多い一方、高齢で初めて診断されるケースもあります。症状が落ち着く寛解期と悪化する活動期を繰り返すのが特徴で、長期的に付き合っていく必要のある病気です。大腸カメラによる粘膜の状態確認が診断の決め手となります。
- 大腸ポリープ
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大腸の粘膜にできるイボのような隆起です。ほとんどの場合は無症状ですが、大きくなると便秘や血便の原因になることがあります。一部のポリープは放置すると将来的にがん化する可能性があるため、大腸カメラで見つかった場合はその場で切除するのが一般的な対応です。
- 大腸がん
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先述のとおり、初期にはほとんど自覚症状がありません。進行すると便が細くなる、血便が出る、便秘と下痢を繰り返す、体重が減るといった症状が現れます。50歳以上の方、ご家族に大腸がんの方がいる方、便潜血陽性を指摘されたことのある方は、症状がなくても定期的な大腸カメラ検査が推奨されています。
- 慢性便秘症
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排便が週に3回未満、あるいは毎回強くいきまないと出ない、残便感があるといった状態が続くものです。加齢による腸の動きの低下、運動不足、水分や食物繊維の不足など原因は複合的です。近年は従来の下剤とは作用の異なる新しいタイプの便秘薬も登場しており、体質とあきらめていた便秘が改善するケースが増えています。
当院の検査・治療
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)
下痢や便秘の原因を正確に調べるために、もっとも有効な検査です。大腸の内部を直接観察し、炎症やポリープ、がんの有無を確認します。検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除できるケースもあります。
当院では消化器内視鏡専門医が検査を担当しますので、安心して受けていただけます。検査前の下剤の飲み方や食事制限についても、事前に丁寧にご説明いたします。
胃カメラとの同日検査
ご希望の方には、胃カメラと大腸カメラを同じ日にまとめて受けていただくことも可能です。何度も通院する負担が減り、上部消化管と下部消化管を一度にチェックできます。
血液検査・腹部超音波検査
炎症の有無や貧血の程度を血液検査で調べます。また、腹部超音波検査で腸以外の臓器(膵臓、胆のう、肝臓など)に異常がないかも確認します。腸の症状だと思っていたら、実は別の臓器が原因だったということもあるためです。
CT検査
腸閉塞や腹部の腫瘤が疑われる場合など、より詳しい画像診断が必要なときには院内のCTで速やかに対応いたします。
当院へご相談ください
お腹の調子のことは、なかなか人に相談しづらいものです。「下痢くらいで病院に行くのは気が引ける」「便秘は昔からだから」と、受診をためらっている方も多いと思います。
しかし、排便の悩みは生活の質に直結します。毎朝トイレで苦労する、外出先でお腹が心配、そうしたストレスから解放されるだけでも、日々の暮らしは大きく変わります。
当院は千葉ニュータウン中央駅から徒歩3分、無料駐車場20台完備で通院しやすい環境です。消化器病専門医・消化器内視鏡専門医・胃腸科専門医が、検査から治療まで一貫して対応いたします。女性医師も在籍しておりますので、デリケートなお悩みも安心してお話しください。
