千葉ニュータウン中央駅徒歩3分。消化器病専門医、血液専門医・指導医、総合内科専門医が在籍。

大腸がんの初期症状とは?おならや便通の変化は関係ある?

最近おならが臭い気がする

便秘と下痢を繰り返すようになった

ネットで調べてみたら大腸がんの症状と書いてあって、急に不安になった。そんな経験をされた方は少なくないと思います。

大腸がんは、日本人が最もかかりやすいがんのひとつです。男女ともに患者数が多く、年齢とともに発症率が上がっていきます。その一方で、早期に発見できれば内視鏡で治療が完結するケースも多く、定期検査さえ受けていれば「怖すぎるがん」ではありません。

このページでは、大腸がんの初期にみられる症状の特徴、おならや便通の変化との関係、そして早期発見のために何ができるのかを、消化器の専門医の立場からお伝えします。

目次

こんな症状ありませんか?

以下のような変化に心当たりがある方は、一度大腸カメラを受けることをおすすめします。

  • 便に血が混じっている、または拭いたときにティッシュに血がつく
  • 便秘と下痢を繰り返すようになった、以前と排便の習慣が変わった
  • 便が細くなった、出にくくなった
  • お腹が張る感じが続く、おならが異常に臭くなった
  • 健康診断の便潜血検査で陽性を指摘された

ここで正直にお伝えしなければならないのは、早期の大腸がんはほとんど症状がないということです。上に挙げた症状は、大腸がんがある程度進行してから現れることが多く、早期の段階では便潜血検査で偶然引っかかるか、大腸カメラで見つかるかのどちらかです。

つまり、「症状がないから大丈夫」とは言えないのが大腸がんの怖いところです。逆に言えば、定期的に検査を受けてさえいれば、早期の段階で発見できる可能性が高い病気でもあります。

おならの変化は大腸がんのサイン?

「おならが臭くなった=大腸がん」と心配される方がいらっしゃいますが、おならの臭いだけで大腸がんを疑う必要はほとんどありません。

おならの臭いは、食事の内容(肉類や硫黄を含む食品)、腸内細菌のバランス、便秘の有無などで日常的に変化します。焼肉を食べた翌日におならが臭くなるのは、腸内で未消化のタンパク質が分解されて硫化水素などのガスが発生するためで、これ自体は正常な反応です。

ただし、大腸がんやポリープが腸内環境に影響を与え、ガスの産生パターンが変わる可能性は否定できません。とくに、おならの変化に加えて血便や便通異常、体重減少といった他の症状が伴っている場合は、大腸カメラで確認しておくことをおすすめします。

おならが臭いこと自体は病気ではありませんが、「いつもと違う」という体の変化に敏感でいることは大切です。

放っておくとどうなる?

大腸がんの多くは、大腸ポリープが数年から十数年かけてがん化したものです。この「ポリープ→がん」という段階を踏む特徴があるため、ポリープの段階で見つけて切除すれば、そもそもがんになるのを防ぐことができます。これが大腸カメラによる検査の最大のメリットです。

ポリープやごく早期のがんであれば、大腸カメラの検査中にその場で切除できるケースがほとんどです。入院も不要で、日常生活への影響は最小限で済みます。

しかし、がんが進行して腸の壁の深いところまで達すると、外科手術が必要になります。さらにリンパ節や他の臓器に転移が及ぶと、抗がん剤治療を組み合わせる必要も出てきます。大腸がんのステージIの5年生存率は90%以上とされていますが、ステージIVになると大幅に下がります。

便潜血検査で陽性を指摘されたまま精密検査を受けていない方がいらっしゃいましたら、できるだけ早く大腸カメラをお受けください。便潜血陽性は「大腸カメラを受けてください」という体からのメッセージです。

大腸がんのリスクが高い方

50歳以上の方

大腸がんの発症率は50歳を過ぎると急激に上がります。症状がなくても、50歳を迎えたら一度は大腸カメラを受けておくことが推奨されています。ポリープが見つからなければ、その後は数年ごとの定期検査でフォローできます。

ご家族に大腸がんの方がいる

血縁者に大腸がんの方がいる場合、発症リスクが高まることがわかっています。ご両親やごきょうだいが大腸がんと診断された方は、一般的な推奨年齢よりも早い段階(40歳頃)から大腸カメラを受けておくことが望ましいとされています。

便潜血陽性を指摘されたことがある方

健康診断の便潜血検査で一度でも陽性が出たことがある方は、たとえその後の検査で陰性に戻っていても、一度は大腸カメラで腸内を直接確認しておくことをおすすめします。便潜血検査は出血がないときには陰性になるため、ポリープやがんがあっても毎回陽性になるとは限りません。

肥満・運動不足・飲酒・喫煙・加工肉の多い食生活

生活習慣も大腸がんのリスクに関わっています。肥満、運動不足、過度な飲酒、喫煙、加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)の日常的な多量摂取はいずれもリスクを高めるとされています。これらに複数当てはまる方は、定期検査の重要性がさらに高まります。

当院の検査・治療

大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)

大腸がんの早期発見と予防にもっとも有効なのは、大腸カメラです。大腸の内部をすみずみまで直接観察し、ポリープやがん、炎症の有無を確認します。検査中にポリープが見つかれば、大きさや形状に応じてその場で切除まで行えるケースもあります。

当院では消化器内視鏡専門医が検査を担当します。検査前の食事制限や下剤の飲み方についても事前に丁寧にご案内しますので、初めての方も安心してお受けいただけます。鎮静剤の使用にも対応しておりますので、検査への不安が強い方はご相談ください。

胃カメラとの同日検査

大腸カメラと胃カメラを同じ日にまとめて受けていただくことも可能です。一度の来院で上部消化管と下部消化管を同時にチェックできるため、時間的な負担を大幅に軽減できます。とくに50歳以上の方には、胃と大腸の両方を一度に調べておくことをおすすめしています。

CT検査

大腸カメラでがんが疑われる病変が見つかった場合は、CT検査でリンパ節や他の臓器への転移がないかを確認します。当院にはCTを完備しているため、院内で速やかにステージの評価に必要な画像検査を進めることができます。

がんが見つかった場合の対応

内視鏡で切除可能な早期がんやポリープであれば、当院で治療が完結します。手術が必要な進行がんが見つかった場合は、連携する専門医療機関へ速やかにご紹介し、治療開始までの時間を最短にするようサポートいたします。紹介後も、術後のフォローアップや定期検査で継続的に関わらせていただきます。

当院へご相談ください

大腸がんは「予防できるがん」です。ポリープの段階で見つけて切除すれば、がんになること自体を防げます。そして、そのための唯一の方法が大腸カメラです。

おならの臭いや便通の変化が気になって検索されたのであれば、その「気になった」という気持ちを、検査を受けるきっかけにしていただければと思います。結果として何も見つからなければ、それは大きな安心になります。何か見つかったとしても、早く見つかったぶん、体への負担が小さい治療で済む可能性が高いのです。

当院には消化器病専門医・消化器内視鏡専門医・胃腸科専門医が在籍しています。千葉ニュータウン中央駅から徒歩3分、無料駐車場20台完備です。

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