
貧血でお悩みの方へ
「最近なんだか疲れやすい」「階段を上ると息切れする」
こうした不調の原因が、実は貧血だったというケースは決して珍しくありません。
貧血は健康診断で指摘されることも多い身近な異常ですが、「数値がちょっと低いだけ」と放置している方が少なくありません。しかし、貧血は単なる「血が薄い」状態ではなく、その裏に思わぬ病気が隠れていることがあります。
当院には血液専門医・指導医と総合内科専門医が在籍しており、貧血の原因を専門的に調べることができます。さらに消化器病専門医・消化器内視鏡専門医も揃っているため、消化管出血など原因に応じた検査・治療までを院内で一貫して行える体制を整えています。
こんな症状ありませんか?
以下のような症状に心当たりがある方は、貧血が関係している可能性があります。
- 疲れやすい、だるさが抜けない
- 少し動いただけで息切れや動悸がする
- 顔色が悪い、まぶたの裏が白っぽいと言われた
- 立ちくらみやめまいがたびたびある
- 爪が割れやすい、スプーン状に反り返っている
貧血の厄介なところは、ゆっくり進行する場合が多く、体が少しずつ慣れてしまうことです。「年のせいだろう」「疲れが溜まっているだけ」と思い込んでいた症状が、実は貧血によるものだったと後からわかることがよくあります。とくにご高齢の方は、息切れや倦怠感を年齢のせいと考えがちですので、ご家族が変化に気づいてあげることも大切です。
放っておくとどうなる?
貧血が軽度のうちは、体が酸素不足を補おうとして心臓が頑張って働きます。
しかし、この状態が長く続くと心臓への負担が増し、動悸や息切れが強くなってきます。もともと心臓に持病のある方の場合、貧血がきっかけで心不全が悪化することもあります。
また、貧血そのものよりも心配なのは、「なぜ貧血になっているのか」という原因のほうです。
若い女性であれば月経による鉄の喪失が原因であることが多いのですが、男性や閉経後の女性に鉄欠乏性貧血がある場合は、消化管からのじわじわとした出血が隠れている可能性を考える必要があります。自分では気づかない程度の少量の出血が胃や大腸で続いていて、それが貧血として現れるというパターンです。実際に、貧血の精密検査がきっかけで胃がんや大腸がんが見つかるケースもあります。
健康診断で貧血を指摘されたまま再検査を受けていない方は、「たかが貧血」と思わず、一度しっかりと原因を調べておくことをおすすめします。
考えられる疾患
- 鉄欠乏性貧血
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貧血のなかで最も多いタイプです。体内の鉄が不足することで、酸素を運ぶヘモグロビンが十分に作れなくなります。月経のある女性に多い一方、男性や閉経後の女性で鉄欠乏性貧血がある場合は、胃潰瘍、大腸ポリープ、消化管のがんなどによる慢性的な出血が原因になっていることがあります。鉄剤の補充だけでなく、なぜ鉄が不足しているのかを突き止めることが重要です。
- 消化管出血による貧血
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胃や大腸からの少量の出血が長期間続くと、目に見える血便がなくても徐々に貧血が進行します。便潜血検査では陰性でも、内視鏡で初めて出血源が見つかることもあります。貧血の精査として胃カメラや大腸カメラを行うのはこのためです。
- 慢性疾患に伴う貧血
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腎臓病、関節リウマチ、慢性感染症などの病気があると、体内で赤血球を作る働きが低下して貧血が起こることがあります。鉄の値は正常なのに貧血が続くという場合は、こうした背景が関わっている可能性があります。
- 巨赤芽球性貧血(ビタミンB12・葉酸欠乏)
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ビタミンB12や葉酸が不足すると、正常な赤血球が作れなくなります。萎縮性胃炎によって胃からのビタミンB12吸収が低下しているケースが多く、ご高齢の方に見られやすいタイプです。手足のしびれなど神経症状を伴うこともあります。
- 血液疾患による貧血
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骨髄異形成症候群、再生不良性貧血、多発性骨髄腫など、血液を作る骨髄そのものに問題がある場合にも貧血が起こります。頻度は高くありませんが、一般的な鉄欠乏では説明がつかない貧血の場合には、こうした血液疾患の可能性を考えて精密検査を行います。当院には血液専門医・指導医が在籍しているため、こうした専門性の高い疾患にも対応可能です。
当院の検査・治療
血液検査
貧血の診断はまず血液検査から始まります。ヘモグロビン値だけでなく、赤血球の大きさ(MCV)、血清鉄、フェリチン(貯蔵鉄)、ビタミンB12、葉酸、網状赤血球数など、貧血のタイプを見極めるための詳しい検査を行います。血液専門医が結果を読み解くことで、原因に応じた的確な治療方針を立てることができます。
胃カメラ・大腸カメラ
鉄欠乏性貧血の原因として消化管出血が疑われる場合には、胃カメラや大腸カメラで出血源を探します。当院では消化器内視鏡専門医が検査を担当し、経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)にも対応しています。第1・第3金曜日には日本医科大学名誉教授の岩切勝彦医師による内視鏡検査も実施しています。
貧血の精査と消化器の精密検査を同じクリニック内で完結できるのは、血液内科と消化器内科の両方の専門医が揃っている当院ならではの強みです。
腹部超音波検査・CT検査
消化管以外の臓器に出血源や異常がないかを確認するために、超音波検査やCTを行うこともあります。いずれも院内に設備がありますので、他の医療機関を紹介されて待つということなく、すみやかに検査を進められます。
治療
鉄欠乏性貧血であれば鉄剤の内服で改善が見込めます。胃腸への副作用が気になる方には、薬の種類や飲み方を調整して対応します。ビタミンB12欠乏であれば注射による補充療法を行います。血液疾患が見つかった場合は、血液専門医が治療計画を立て、必要に応じて専門医療機関と連携して治療を進めます。
当院へご相談ください
貧血は「よくあること」と思われがちですが、その原因は実にさまざまです。鉄剤を飲めば済む場合もあれば、消化管の出血や血液の病気が背景にある場合もあります。大切なのは、まず原因をきちんと調べることです。
当院は血液専門医・指導医と消化器病専門医・消化器内視鏡専門医が同じクリニックに揃っている、地域では数少ない医療機関です。「健康診断で貧血と言われたけれど、どこに行けばいいかわからない」という方にこそ、お越しいただきたいと考えています。
千葉ニュータウン中央駅から徒歩3分、無料駐車場20台完備。女性医師も在籍しております。
