整形外科疾患について様々な治療を行っております。お悩みの方は、お気軽にご相談下さい。
腱に、アミロイドが沈着し肥厚すると、腱鞘の動きが引っかかるようなります。これを "ばね指"と呼びます。
症状としては、熱感、疼痛、指の屈曲時に痛みや抵抗を感じます。
保存的療法として、以下の方法があります。
ステロイド注射は有効で、概ね3ヵ月以上は無症状なことが多いですが、再発することもあります。改善しない、再発を繰り返す場合には、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開術)を行います。切開するのは腱鞘の一部だけですので小さな傷で済みます。
肩関節の炎症で痛みや、関節の動きが悪くなる病気で、肩の動く範囲が徐々に狭くなります。
症状としては、動かす時に痛みを生じ、あまり動かさないでいると肩の動きが悪くなり、日常生活が不自由になります。また、夜中にズキズキと痛み、眠れないほどの痛みを伴う場合もあります。
中年以降の、特に50歳代以上に多く見られる。
三角巾やアームスリングなどで安静を計る。消炎鎮痛剤の内服や注射などが有効。
温熱療法(ホットパック・入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)などのリハビリ治療が有効。
これらの方法で改善が見られない場合は、関節鏡術等を行う。
膝関節の軟膏がすり減って、膝に痛みが起こります。
症状としては、初期は動作の開始時のみ(立ち上がりや歩き始め等)に痛みを感じ、休めば痛みがとれますが、進行してくると正座や階段の昇降が困難となり、末期には安静時も痛みはとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。
症状が軽い場合は、痛み止めの内服薬や外用薬の使用、また膝関節内にヒアルロン酸の注射等を行う。
また運動器リハビリテーションや膝を温めたりする物理療法を行い、必要に応じて足底板や膝装具を作成する。
このような治療でも治らない場合は手術治療(関節鏡手術・高位脛骨骨切り術・人工膝関節置換術)を行う。
加齢により椎間板の機能が低下し、肩こりや首の痛み、背中の痛みを引き起こします。
症状としては、初期には無自覚の場合もありますが、肩こり、首の痛み等があり、進行すると肩や腕のしびれ、後頭部に痛みを感じるようになります。末期には手足のしびれや痙攣を伴い、歩行障害や排尿障害が出ることもあります。
脳神経麻痺などの日常生活に支障をきたす症状の場合は、手術を行う。
加齢に伴い脊椎が変性し、骨の出っ張りなどが出てきます。
症状としては、痛みやしびれ、筋力の低下や感覚障害、手先の細かい作業(文字を書く、はしを使うなど)が上手にできなくなります。また、背中に軽い疼痛や強張りを感じる等もみられます。
骨粗しょう症は骨量低下により、骨がもろくなる病気です。椎骨が弱くなりつぶれるように骨折(圧迫骨折)し、激しい痛みを伴います。
腰部の椎間関節や椎間板等が変形して痛む病気です。腰の筋肉の慢性的な疲労や柔軟性低下のため起こります。
物を持ち上げたり、腰をひねったはずみで、筋肉や靭帯などが損傷を受け、激しく痛みます。若い世代にも起きます。