
ワクチン接種したい
「子どもの頃以来ワクチンを受けていない」
という大人の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、成人や高齢者にとっても予防接種は病気を防ぐ大切な手段です。加齢とともに体力や免疫力が低下し、様々な感染症にかかりやすくなるため、ワクチンでの予防が推奨されています。
当院では、帯状疱疹をはじめとする多くのワクチン接種に対応し、地域の皆さまの健康をサポートしています。
成人・高齢者の予防接種が大切な理由
ワクチンは子どもだけでなく大人にとっても病気予防の強い味方です。
高齢の方は感染症にかかった際に重症化しやすく、入院や合併症のリスクが高まります。
例えばインフルエンザに高齢者が感染すると肺炎球菌による肺炎を併発しやすく、重い肺炎に至ることがあります。帯状疱疹も年齢とともに発症リスクが上がり、強い痛みが長引く帯状疱疹後神経痛の原因になります。
逆に予防接種を受けていれば、こうした深刻な事態を未然に防ぐ効果が期待できます。世界保健機関(WHO)も報告で、健康寿命を延ばすために成人へのワクチン接種の重要性を強調しています。大人になってからも定期的にワクチンを受けることは、ご自身の健康を守り、将来の不安を減らすためにとても大切なのです。
当院で接種できるワクチン
- 帯状疱疹ワクチン(50歳以上対象)
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去に水ぼうそうにかかったことがある人は、加齢で免疫力が低下すると体内のウイルスが再活性化して帯状疱疹を発症するリスクが高まります。帯状疱疹になると皮膚の痛みだけでなく、帯状疱疹後神経痛といって激しい痛みが長く残ることがあります。ワクチン接種によって帯状疱疹の発症と重症化を効果的に予防できます。
- 対象者
- 令和7年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳及び100歳以上の方
- 期間
- 令和7年4月1日から令和8年3月31日
- 費用
- 生ワクチン(水痘ワクチン)一回接種2,600円
- 不活化ワクチン(シングリックス)二回接種(二か月後に二回目)一回に付き6,600円
- 接種ご希望の方は、診療時間内にお電話にてお問い合わせください。
- 助成対象者は年齢で限られておりますが、帯状疱疹は帯状疱疹後神経痛など、日常生活に支障をきたす場合があります。その観点からは 50歳以上の方はワクチンで予防をされる意義は大きいと思います。
- 対象者
- HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)
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主に中高生年代の女性を対象としたワクチンですが、成人の方でも未接種であれば検討をおすすめします。特に27歳~45歳の女性では接種による予防効果が確認されており、医師と相談の上でワクチンを受けることが推奨されています。HPVワクチンを接種することで、将来の子宮頸がんなどのリスク低減が期待できます。
- RSウイルスワクチン(60歳以上対象)
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RSウイルスによる感染症は乳幼児がかかりやすい病気ですが、免疫力が低下した高齢者も感染しやすくなります。特に心臓や肺に持病のある方が感染すると重症化し、肺炎を起こしたり入院が必要になったりするケースもあります。2024年以降、新たに高齢者向けのRSウイルスワクチンが登場し、60歳以上の方は任意接種が可能です。ワクチンで事前に防ぐことで、冬場の呼吸器感染症への不安を減らすことができます。
- 肺炎球菌ワクチン(65歳以上対象)
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肺炎球菌は高齢者の肺炎の大きな原因であり、感染すると気管支炎、肺炎、敗血症といった重い合併症を引き起こすことがあります。日本では65歳以上の方を対象に肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスなど)の定期接種が行われています。ワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎発症や重症化を予防し、命に関わるリスクを下げることができます。
- インフルエンザワクチン(主に65歳以上対象、希望者は成人ならどなたでも)
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毎年冬に流行するインフルエンザは、年齢とともに感染しやすくなり、肺炎などの合併症を起こしやすい病気です。とくに高齢者がインフルエンザにかかると重症化する傾向があるため、毎年の予防接種が推奨されています。インフルエンザワクチンを打つことで発症リスクを下げ、たとえ感染しても症状を軽く抑える効果が期待できます。鈴鹿市でも65歳以上の高齢者は公的補助により安価で接種可能な制度がありますので、ぜひご活用ください。
- 65才以上の方
- 1,200円(鈴鹿市、四日市市 津市)
- 1,500円(亀山市)
- 65歳未満の方
- 3,500円
- 接種期間
- 2026年1月31日まで(亀山市のみ2026年3月31日)
- インフルエンザワクチンは注射タイプのみとなります。
- 接種をご希望の方はご予約をお願いいたします。
- 65才以上の方
- 新型コロナウイルスワクチン(COVID-19ワクチン)
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新型コロナウイルス感染症は現在落ち着きを見せていますが、依然として世界各地で流行が続いています。特に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方は重症化リスクが高いため、定期的な追加接種(ブースター接種)が強く推奨されています。ワクチン接種により、重症化や入院のリスクを大幅に減らし、自分自身を守ることができます。
- 65才以上の方
- 4,600円(鈴鹿市)
- 4,700円(四日市市)
- 5,000円(亀山市)
- 65歳未満の方
- 14,000円
- 接種期間
- 2026年3月31日まで
- コロナワクチンは当院ではファイザー社製のコミナティを使用いたします。
- 接種をご希望の方はご予約をお願いいたします。
- 65才以上の方
未接種のリスクとは
「自分は大丈夫」「今まで罹ったことがないから平気」と思って予防接種を受けずにいると、思わぬ形で健康を損ねてしまう可能性があります。免疫は年齢とともに弱まるため、大人でも感染症に対する抵抗力が下がっていきます。適切なワクチンを受けていない場合、以下のようなリスクがあります。
- 重症化のリスク
- インフルエンザや新型コロナに未接種のまま感染すると、肺炎などの重篤な合併症を起こしやすくなり、入院治療や長期療養が必要になることがあります。特にご高齢の方では、インフルエンザに関連した肺炎や、新型コロナ感染後の重症化・後遺症のリスクが高まります。
- 慢性的な後遺症
- 帯状疱疹に対するワクチンを受けていないと、帯状疱疹発症後に激しい神経痛が何ヶ月も続く恐れがあります。これは生活の質を著しく低下させ、長期にわたり苦しむ原因になり得ます。
- 周囲への感染拡大
- 自分がワクチンを受けていないことで感染症にかかってしまうと、家族や周囲の人にうつしてしまう可能性があります。特に高齢者施設など集団生活の場では、ひとりがRSウイルスやインフルエンザに感染すると一気に広がり、大きな流行につながることもあります。ワクチンを受けていれば、自分が感染しにくくなるだけでなく、万一感染しても他者へうつしにくくなるため、周囲の大切な人を守ることにもつながります。
このように、適切な予防接種を怠ることはご自身の健康リスクを高めるだけでなく、知らず知らずのうちに家族や地域社会へも影響を及ぼす可能性があります。逆に言えば、ワクチンをしっかり受けておけば防げる病気や被害がたくさんあるということです。
予防接種で健康と地域を守りましょう
成人・高齢者の皆さまにとって、予防接種は「自分のため」の健康管理であると同時に「周りの人のため」の思いやりでもあります。定期的なワクチン接種によって、季節性の流行や将来かかるかもしれない病気への不安を減らし、安心して日々を過ごすことができます。
積極的に予防接種を受け、元気に歳を重ねていきましょう。私たち花木内科クリニックは、鈴鹿市の皆さまが安心してワクチン接種を受けられるよう、丁寧で温かい医療サービスを提供してまいります。
予防接種に関するご質問やご予約はいつでもお気軽にお問い合わせください。皆さまの健康を守るお手伝いができれば幸いです。
